暗記力アップの一助に 「書いて」覚えることが肝心

昔から「読み、書き、そろばん」と言われますが、最近は「書く」ことが少なくなっているようです。
携帯やパソコンのメールは「打つ」ものですし、事務職や文筆業的な現場であっても文字はタイプ入力するものであって「書く」局面はあまりないような感じです。

情報を記録するだけだったらキーボードを叩けば十分ですし、場合によってはスマホなどを使って撮影するだけでも良いということもあります。
しかし、何かの知識を「学習」したりといった場合は、他のことをやった方がいいようです。

実際に「打つ」ばかりで文字を書かずにいると、ふとした機会に意外なぐらい漢字の書き順などを忘れていることもありますし、文字も整っていないようなこともあります。
ではどうすればいいのかと言いますと、やはり鉛筆なりシャーペンなどを使って文字を「書く」ことです。

頭で認識した情報を物理的に記すことで、それに即した情報が触覚を通じて得られるので、より覚えやすくなることが期待できるようです。

例えば、何か痛みを伴うような体験は、後々になるまでずっと覚えているものですが、これは経験の希少性と触覚経由の刺激によるものとも考えられます。
ネットでの対局が全盛の囲碁や将棋などにおいても、しっかりとした盤や石や駒を買って練習に励むことが重要とも言われているようです。

これも触覚刺激を高める方策と考えられます。
いずれにせよ、試験が会場で手書きのマークシートやペーパーで行われる以上、より本番に近い環境に即するには手書きに慣れることは必須だと言えるでしょう。